5 学校周辺の二酸化窒素濃度の測定
1.研究の動機
最近、環境問題が深刻になってる。そこで僕達の住んでいる地域の環境の状態について調べることにした。
2.研究の目的
学校周辺の大気汚染の状態を知るために、二酸化窒素の濃度を調べる。
3.測定の手順
(1)使用するもの
- サンプル管(1ヵ所につき5個、ろ紙試薬:トリエタノールアミン、蒸留水)
- 試薬1(成分:スルファニル酸、酒石酸、蒸留水)
- 試薬2(成分:N-1ナフチルエチレンジアミン二塩酸塩、リン酸、蒸留水)
- エコアナライザー(エコテック製)
- 蒸留水・ビーカー・駒込ピペット(5N)・スポイト
(2)測定方法
- 調査する場所の1メートル位の高さのところに、サンプル管の外ふたをはずし、逆さまにしてテープで止める。(逆さまにするのは、ほこりや雨が入らないようにするため。)
木につける場合には直射日光をさけて幹の北側に取り付ける。
サンプル管
測定した場所
- そのまま24時間サンプル管を決めた場所に置いておく。今回は学校の前庭(校庭)とグランドの2ヵ所を測定場所にする。
- 24時間たったら、その場ですぐにふたをしてサンプル管を回収する。
- サンプル管に試薬1を5mlと試薬2を1滴入れ、よく振って15分間おく。
- 二酸化窒素測定機(エコアナライザー)で二酸化窒素の濃度を測定する。
エコアナライザーでの測定
4.結 果
(単位 ppm)
5.考 察
- わずかであるが、ほとんどの結果が道路に近い前庭の方がグランドよりも二酸化窒素の濃度が高い。この理由は、設置場所が道路のそばなので,自動車の排気ガスが原因と考えられる。
- 5回目の測定結果が低いのは雨が降ったことが原因だと考えられる。
6.今後の課題
- 定期的に実験する。
- 設置場所を工夫する。
- 実験結果にムラをなくすようにする。
7.感 想
- 学校周辺の測定だけだったので来年はもっと広範囲で調べてみたい。
- 来年もまた測定しどのくらい汚染が進んでいるか調べたい。
科学部へ