「はかるくん」を使った自然放射線測定
1.研究の動機
私達の身の回りには放射線がいたるところにあります。
病院で使っているレントゲン装置は病気の診断などのため,放射線を人工的に発生させて使う装置です。自然界にも放射線を出しているものがあります。土や岩石や砂などにも,わずかですが,放射性物質が含まれているので,これからも放射線がでてきます。私達は,そういう自然界で放射線を出している物質がどれだけの放射線を出しているのかということを調べたくて,昨年に続きこの調査を始めました。
2.研究の目的
自然放射線の量はどのくらいなのか。また,建物の高さが違うと放射線の数値がどのように変化するのか。
3.研究の方法
^ 放射線測定機「はかるくん」について
「はかるくん」は,大地や身のまわりの物質から出るガンマ線と宇宙線の一部をはかることができます。
_ 測定場所
校舎の中や校舎周辺。
` 測定方法
放射線の強さを測るためにはそこに立ち止まって1分たってから数字を読み取るようにする。
4.実験の結果
校内 (放射線の測定値(マイクロシーベルト/時)と表わします。)
校外
5.実験の考察
- 時期を変えて測定を行ったが,屋内では季節のよる変化はあまりみられなかったです。
- 屋外の測定結果では季節による違いがわずかだがみられました。
6.研究のまとめ
野外より屋内の方が放射線が多いのは,コンクリート等からでる放射線の影響が強いためだと思います。
7.感想・今後の課題
- 全体的に割と単調な作業になりがちでしたが,飽きずに続けることができました。
- 範囲が,学校のなかだけとやや狭かったです。
- もう少し,遠くへ測定に出かけることができれば良かったと思います(例えば海辺や川)それと,データをもっと細かく採取したかったです。
- 天候や湿度との関係などが調べられないままだったです。
- 調べる所が学校内だけだったのがちょっと残念だったので,今度はもっと遠くまでいったりして色々な所で放射線を調べたいです。そして,どこが一番多くの放射線を出しているか調べたいと思います。
- 私達は,このことをふまえて,地球のことについて,考える必要だと思います。
- 次回,また放射線測定をすることがあればこの反省を生かし,さらに細かなデータを測定したいと思います。
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